プロの入団テストを一般の方でも受けられるのご存知ですか?
年に一度一般公募のプロ入団テストが実施されおり、主に巨人と広島が毎年入団テストをやっています!
本記事ではプロの入団テストは一体何をやるのか、合格基準は何なのかをご紹介していきます!
プロ入団テストは一次試験と二次試験がある
広島と巨人はそれぞれ一次試験と二次試験があります。一次試験を通過したら二次試験を受けられます。
・プロ入団テストからプロ入りまでの流れ
- 一次試験
- 二次試験
- ドラフト指名
- 契約
では一次試験から内容を見ていきましょう!
一次試験
広島
- 50m走(6.5秒以内)
- 遠投(90m以上)
巨人
- 50m走(6.3秒以内)
- 遠投(95m以上)
一次試験はざっくりこんな感じです。
広島カープは巨人より基準は少し緩くなっています。
自分が受けた時は50m6.7秒以内と基準を緩めてくれましたが、実際に受けてみると基準は余り関係なかったというように思いました。
基準を満たしても落ちる人はいる
プロ入団テストには基準がありますが、基準を満たしても落ちる人はいます。
基準はあくまで基準で、50m走であればスタートの仕方や走るフォーム、遠投では投げるフォーム、ボールの伸びも含めてチェックされています。
入団テストを受けている選手の中で元々目を付けていた選手をテストに呼んで能力を見るというパターンもあるみたいです。
基準はあくまでボーダーライン。基準を満たしても落ちる選手はいる。
年によって補強したいポジションが変わる
補強したいポジションは年によって変わります。
今年は「長距離砲がほしい」とか「足の速い選手を補強したい」など、チーム方針によって取りたい選手は変わります。
その年に球団がほしいと思ったタイプに自分がマッチしているかどうかも大きな鍵となってきます。
年ごとで補強したいポジションは違うので、球団が欲しいと思ったタイプに沿っているかも重要になる
巨人は広島よりかは基準を重視する傾向にある
巨人は広島よりは基準が厳しくなっていますが、僕が受けた感じだと「基準できっちり見てくれているな」と感じました。
実際に巨人の入団テストを受けた時は50m走が6.4秒で基準より0.1秒およびませんでしたが、遠投が110mを記録して無事一次試験を突破。
50mは多少遅くても、遠投で何か光るものを見せることができれば一次試験は突破できるのではないかと推測しています。
50m6.5秒以内が基準なのであれば6.3秒、遠投が95m以上が基準であれば100m以上を記録すると突破できる確率が上がります。
基準を満たそうとするのではなく、自分のベストパフォーマンスを意識することが重要
一次試験は50m走と遠投を測って、通過した選手が二次試験に進みます。
二次試験
一次試験を突破したら次は二次試験に進みます!
二次試験の内容は巨人と広島を分けて見ると、
広島
- シートノック(内外野それぞれ2本ずつ)
- バッティング(打撃マシーン)
巨人
- シートノック(内野各2本、外野は2本ずつでミスをするともう一度チャンス)
- バッティング(球団関係者が打撃投手で3球打ったら終わり)
というような流れになります。
広島カープの二次試験
広島カープの二次試験はシートノックとバッティングです。
シートノックはポジションそれぞれ2本ずつ、バッティングは真っ直ぐに設定されたマシーンを打ちます。
広島の二次試験のマシーン打撃は真っ直ぐのみで、球速はそこそこ速めです。
広島カープは目星を付けた選手だけを二次試験に進める傾向にある
巨人の二次試験
巨人の二次試験もシートノックとバッティングです。
シートノックは外野が1本ずつで、内野はファーストとダブルプレーを2本ずつ。
ミスをしたらもう一度受けられます。
打撃は内野が5球、外野が3球と内野と外野の打てる本数の違いがありました。
この打撃でアピールに成功すれば次に変化球の打撃テストに入り、変化球の打撃テストでアピールが出来れば合格率がさらに上がります!
スイングスピードや球のキレなどのポテンシャルも合格に影響する。
合格発表
そして二次試験が終わるといよいよ二次試験合格者発表です。
二次試験突破ということはすなわち入団テスト合格という意味なので、ドラフト指名される可能性が出てくるということになります。
ちなみに僕が受けた入団テストは全体通して合格者0でした。
プロ入団テストは合格者がいない年もあり得るので、本当に一握りの選手しかプロへいけない事を再認識させられます。
毎年合格者がいるとは限らない
プロ入団テストまとめ
プロ入団テストに合格することはスカウトの目に留まった選手なので、スカウトが唸るくらいの力をアピールすることが大事です。
実力も大事ですが、プロに行くには運も必要だとプロ野球選手を目指す過程で感じました。
タイミングや出会いもプロになる上では重要な要素になりますので、肝心な時に力が発揮できるように日ごろから意識してほしいと思います!